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「こはぜ屋」は、埼玉県行田市にある足袋の製造会社だ。四代目社長の宮沢紘一（役所広司）は、足袋の需要が年々少なくなっていくことから資金を作ることに悩まされていた。追加融資の話をするため、メインバンクの埼玉中央銀行へと向かう。なんとか話を受け入れてもらうことはできたのだが、融資担当の坂本（風間俊介）に新たな事業に挑戦するのはどうかと提案された。これに宮沢は、急な話だったので軽い返答しかすることができなかった。だが、「こはぜ屋」の存続がかかっている話のため後日真剣に考える。そんな時、あるきかっけで新たな事業を閃いたのだ。それは、”裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発。足袋を作っている会社のため、今までの経験や技術を生かすことができると考えていた。すぐに動き出し、ランニングインストラクターの資格を持つ有村融（光石研）を紹介してもらい宮沢は、息子の大地（山崎賢人）と共にマラソン選手を見に行き研究を始めるのだった。

この話は倒産を免れるために逆転の発想で陸王を開発するが、ライバル企業からの競争にも負けず、そしてこの陸王を履いている選手を勝たせる。困難から人々の協力が
あって目標達成するサクセスストーリーです。特に茂木 裕人選手の視点でドラマを拝見しました。その時期はフルマラソンをリベンジするために練習・本番がありました。
茂木 裕人選手が怪我から復活する過程を描いておりますが、私はフルマラソンを前年に初めてリタイアしてしまい、翌年はリベンジするために再挑戦をして練習を頑張って
ました。茂木 裕人選手が陸王を履いて、ニューイヤー駅伝で快走する姿は私のフルマラソンの完走の原動力になりました。困難なときに観ていただいて、元気になる素晴らしいドラマでした。

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注目のキャストは2人いらっしゃいます。
1人目は役所 広司さんです。「こはぜ屋」の4代目社長を演じてますが、倒産を免れるための秘策として、シルクレイを使って、陸王を作ることを考えてましたが、
茂木 裕人選手とお会いしてからこの選手に合うように改良。ビジネスというよりは「茂木選手のため」という感情に切り替わっていく。陸王で茂木選手の復活を後押しする
ところが魅力です。
2人目は山崎 賢人さんです。社長の長男を演じておりますが、前半は就職活動が上手くいかずにどこか機械的な感じがありました。大学卒業後の理想と現実の狭間で苦しむ
青年の表現が良かったです。後半は飯山晴之さんのサポートがあって、シルクセイを陸王のソールに合うように頑張って、自分のやれることのヒントを得ていく。
陸王の開発の影の補佐役に徹して、成功するところが魅力です。

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足袋作りの老舗「こはぜ屋」と竹内涼真さん演じる茂木裕人が、どのようになっていくのか毎回楽しみにしてました。
こはぜ屋はランニング用の足袋を作る必死さ、そして仲間の温かさに私は感動しました。
茂木は足を怪我してしまったり、ランニングシューズメーカーのアトランティスとの契約を打ち切られしまい、こはぜ屋と出会い、成長していく姿は本当に綺麗でした。
アトランティスの靴を作る技術はすごいものの、走る人の気持ちを考えていないというのは現実でもあるだろうな。と思い腹立たしかったです。
小さい会社でも一流メーカーに敵うはずない。とあきらめるのではなく、選手のために必死に作り、茂木が履いて走ってゴールした時は本当に感動しました。

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竹内涼真さんに注目しています。
顔もかっこいいのですが、演技力が高いです。演じている役がどんな気持ちなのかという事が表情だけでも分かります。本当に経験したことあるのかな？本人なのかな？と錯覚するくらい、役になりきっていました。陸王ではマラソン選手の役でしたが、怪我をしてしまうとき、挫折しそうになるとき、走りきったときなど、私自身が経験してるように思える演技でした。
役で笑う回数が少なかったからか、たまに笑っているお顔を見ると、新鮮で見ている私まで笑顔になりました。
顔だけでなくスタイルも良く、演技力が高い俳優さんは、竹内涼真さんだけだと思います。様々なドラマや映画で演じている姿は、同じ人間が演じているように思ないです。

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池井戸潤さんらしい、わくわくドキドキが止まらない作品でした。毎話ごとに絶望的な波乱が待っているのですが、主人公たちがどうにかそこから抜け出せる方法を絞り出し、みんなで力を合わせて乗り越えていく展開を見ていると気持ちがスカッとしました。シューズの開発という今まで見たことがない題材にも興味が引かれました。このドラマを機に陸上選手のシューズに注目するようになりました。それだけこのドラマによってシューズ作りの大変さや各企業の努力を学ぶことができたからだと思います。そしてガムシャラに走り回る主人公も魅力的でした。ありえないような壮大な野望を持ち、周りも巻き込んでそれを叶えていく力強さに、見ていて勇気と元気をもらえました。

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注目のキャストは今をときめく若手俳優である山崎賢人さんと竹内涼真さんです。山崎賢人さんは主人公の息子役で、最初は就職活動もうまくいかず冴えない雰囲気を出していましたが、途中から父に影響され、自分のできることを探し、精一杯努力する姿がとても生き生きしていて眩しくなりました。山崎さんの目の輝きがとても印象的で、一気に魅了されてしまいました。そして竹内涼真さんもすらっとしたルックスと体力を生かして、まるで本物のような陸上選手を演じていました。フォームも美しく、見惚れてしまいました。こはぜ屋のシューズを履いて大会に出場したシーンは涙が溢れて止まりませんでした。それだけ竹内さんの演技にも心を動かされました。