Mother1話〜最終回まで無料動画視聴方法！芦田愛菜・松雪泰子・綾野剛キャストや公式配信情報

主人公の鈴原奈緒（松雪泰子）は恋人作りや結婚もせず、一心に大学で渡り鳥の研究をしていた。そんな時に突然研究室が閉鎖してしまい、奈緒はしかたなく近隣の小学校で理科の教師となる。とある日、産休の教師の代わりに一年生の担任教師を任された奈緒はクラスの中で馴染めずにいた道木怜南（芦田愛菜）と出会う。次第に親しくなっていく2人だったが奈緒は怜南の身体に痣があるのを発見してしまう。その理由を悟った奈緒だったが、他の傍観する大人たちと混じり最初は傍観に徹していた。だが、とある事件をきっかけに奈緒はとんでもないことを思いつく。それは怜南を誘拐するという許されない行動だった。しかし奈緒は決意する。彼女の「母親」となることを。

作品への感想

一人の人間として、母として、様々な形で葛藤する女性たちを中心に描かれていました。人との関わりを好まない主人公が、虐待を受けている女の子を助けるために誘拐し、母親を疑似体験します。「親は子供に育てられる」とよく聞きますが、このドラマでも主人公は幼い子供と生活しながら自らの母性を知り、逞しくなっていき、自分の家族や過去とも向き合うようになります。

主人公は児童養護施設にいた過去があり、自身も複雑な幼少期を過ごしています。母としてだけではなく、娘としての物語があるのも興味深かったです。児童虐待という悲しいテーマですが、子供や家族を守るために懸命に生きる登場人物たちの姿に胸が熱くなりました。親は子供を守るべき存在であると思いますが、同時にその親も、誰かの助けを必要とすることがあるのだと考えさせられました。

（30代男性）

作品への感想

研究者の職を失って仕方なく小学校で教師をしていた奈緒（松雪泰子）が寒い冬の北海道で、ごみ袋に入れられて外に出されていた怜南（芦田愛菜）を誘拐します。最初はなぜクールで子供が好きなように見えない奈緒が誘拐までして怜南を自分の子供にしようとしたのかなと不思議に思っていました。

奈緒は怜南を継美と名付け、二人で新しい人生を歩もうと頑張ります。誘拐の罪で奈緒が逮捕されるまで、奈緒と継美は奈緒の二人の母に助けられます。一人目の奈緒の里親の籐子は最初は継美が奈緒が誘拐した子供だと知らずに手助けをしますが、真実を知った後にも、結局、奈緒を支えてくれます。もう一人の母は葉菜（田中裕子）は奈緒の実の母です。殺人という過去を背負った、自分を捨てた母を奈緒はなかなか許せませんが、最後には、なぜ葉菜が殺人という罪を背負ったかという秘密が分かり、葉菜の愛の深さに驚かされました。

結局、奈緒が逮捕され、一度は継美と会えますが、奈緒は施設に継美を戻す決心をします。分かれのシーンの継美の演技は圧巻でした。母性とは何かについて深く考えされられるドラマでした。成人した継美に奈緒が再会できるシーンがあって、ドラマの最後で希望が見えました。

（40代女性）

作品への感想

大学の研究室で渡り鳥の研究をしていた鈴原奈緒。産休教師の代理として小学校で怜南の担任となるが、怜南が虐待を受けている様子に気づくものの、見て見ぬふりをしようとする。本心では気になって仕方ないからこそ敢えて、目を逸らそうとする心の動きに奈緒の心の中の複雑な想いが見え隠れするようだ。

子供のころ、母親に捨てられた過去が消えない心の傷となり、実の母親を恨むことで強く生きようとしていた奈緒。その恨む気持ちの強さは、そのまま信じていた母親への愛情の深さだったのだろう。怜南を虐待から救い出し、継美と名付けて、本当の母親になろうとする過程で恨んでいた実の母親と再会し、少しづつ心を寄り添わせることが出来るようになっていく。

奈緒の実の母親である葉菜と奈緒と継美。三人での束の間の穏やかな生活が、どうかこのまま続いてくれますように。ドラマを見ながらそう祈らずにはいられなかったが、奈緒は誘拐犯として逮捕されてしまう。自分が逮捕されてもなお、継美のためだけを思う奈緒。そして、例え奈緒に恨まれても奈緒の為に、奈緒の犯した過ちを隠して自分がその罪を背負ったまま逝った奈緒の母。本当の母性とは何かを深く考えさせられるドラマだと感じた。涙が止まらない。

（50代女性）