グッド・ドクター見逃し動画を1話〜最終回まで無料視聴！山崎賢人主演サヴァン症候群のヒューマンストーリー再放送情報も

医学部を首席で卒業して、東郷記念病院に研修医としてやって来たのが新堂湊（山崎賢人）です。湊は成績は良いのですが、大きな問題点があります。それは、彼が自閉症スペクトラム障害を抱えているという事です。

司賀先生(柄本明）が湊を東郷記念病院に招いたのですが、他の先生たちは自閉症の人に医者が務まるわ訳がないと猛反対です。

湊が初出勤で東郷記念病院へ向かっていると、事故に遭遇し、応急処置をしました。

その処置は素晴らしいもので、湊の応急処置が無ければ、助からなかったと思われます。

湊の指導医となった小児外科の瀬戸夏美（上野樹里）は、わりと親切に湊に接してくれますが、高山先生（藤木直人）や同僚の研修医たちからは、冷たい目で見られます。

そんな時、湊が大失敗をしてしまいました。
まだ、母親には子供が再発したことを告げるべきタイミングではないのに、湊はどうして隠すのか分からずに母親に再発したことを話してしまいます。

はたして、自閉症スペクトラムの湊は、医師としてうまくやって行けるのでしょうか？

事実は事実なのだから話すべきなのに、どうして話してはいけないのか分からなかった湊ですが、こういう事は自閉症スペクトラム障害のある人にはよく見られることだなと思いました。
人の気持ちが分からないとか、心の裏が読めないと言うのは自閉症スペクトラム障害の人によく見られる症状の1つです。

医学部入試の面接をする際に、自閉症スペクトラム障害の人や発達障害の人を見分けるために、精神科の発達障害が専門の医師を面接官にすることもあるくらいです。

人の気持ちが分からない、心の裏側が読めないと言うのは臨床医としては大きな欠点だと思います。それをどのように克服していくのか、すごく難しいなと思いました。

医師なんだから自閉症スペクトラム障害のことも勉強しているはずです。どんな特性があるのか、どのように接するのがベターなのかは分かっているはずです。しかし、医師同士でも、きちんと理解してもらえないと言うのは悲しいなと思いました。

その反面、たとえ医師でも理解が難しいのが自閉症スペクトラム障害だという事も痛感しました。同じ自閉症スペクトラム障害であっても、特性は一人一人違うので、対応も教科書通りには行かないのでしょう。

おそらく湊は悩みながら苦しみながら、少しずつ患者さんとのコミュニケーションの取り方を学んでいくと思いますが、その道はかなり厳しい険しい道だろうなと思います。

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新堂湊を演じている山崎賢人さんの演技が、まさに自閉症スペクトラム障害の人そのものでびっくりしました。

表情やしぐさなど、すごく上手に演じていると思います。一瞬、山崎賢人さんとは気が付かなかったくらいです。もう完全に自閉症スペクトラム障害の人になりきっているという感じで、すごいなと思いました。きっと、実際に自閉症スペクトラム障害の人に会うなどして、研究を重ねたのでしょうね。

医療物のドラマは医学用語などが難しくて、セリフ覚えも大変だと言う話を良く聞きますが、難しい医学用語もスラスラと話しておられました。きっと大変な努力があったのだと思います。

また、湊を見守る指導医の瀬戸夏美役を演じるのが上野樹里さんですが、いかにも優しい小児外科の女医さんという感じで、白衣姿や手術着姿が良く似合っていました。

湊の同僚の研修医たちと湊との間をうまく取り持たないといけないし、上司の高山先生（藤木直人）からもいろいろと言われて、上からと下からの板挟み状態なのが、ちょっと心配です。

瀬戸夏美先生のような雰囲気の女医さん、結構病院内を歩いている気がします。このドラマを見て、瀬戸先生のような女医さんにあこがれる人もいるのではないかな？と思いました。

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小児科について考えたことがありませんでしたが、病院の経営難から規模縮小として最初に考えられてしまう理由などを知り現実の恐ろしさを知ったような気がしました。湊が事故にあった子供の処置を他の通りがかりの医師が間違った処置をしようとしたときも、治したい一心で断固譲らない芯の強さにも、ひかれました。言葉数は少なくても医療に対する知識の多さと何よりも多くの人を助けたいという想いの強さを湊の全身から感じます。病院で、うごめく不穏な動きや金のやりとりなど汚い世界もありますが、湊の回りは心がすみきった純粋に子供たちを救いたい気持ちが美しく表現されていました。夏美先生も次第に湊のすごさに気がつき協力をしていきます。高山先生も、厳しいことを言いますが湊と協力をして結果を残していく姿に感動しました。司賀医院長と湊のあたたかい絆も医院長の優しい接し方からすごく伝わってきました。子供を大人にしたい想い、そんな想いをいだいて小児科で医師をしている人は素晴らしい人だと感じる作品でした。

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主人公新堂湊を演じる山崎賢人さんのサヴァン症候群や自閉症の演技は、演技ということを忘れさせるぐらい自然な演技でした。難しい医療手術に対して医者としてだけでなく、患者の心をひらく優しさやあたたかさを感じとることができる作品でした。治療や手術だけでなく、子供だからこその心のケアを湊が誰よりも理解してケアしていることに心打たれました。子供たちの両親から湊の自閉症であることをたたかれて、傷つく場面もありましたが、いつも傍で助けてくれたりする世戸夏美先生の手助けも湊にとっては有難い存在でした。次第に心を開いていく高山先生と湊の関係もみていて絆の強さを感じとりました。高山先生は決して湊を見下している訳ではなく、患者側からの非難を浴びせられるかもしれない湊のことを考えての発言であったり湊を想っての優しい面が多くありました。夏美先生と一緒に居酒屋のようなお店で、おにぎりをほおばる湊は感情があまり読めない表情ですが、気持ちほっこりしているように感じました。